Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である。

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
 「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-07-29(Tue) [Edit]

■1 「カンボジアの児童買春とITで闘う」

稀に良いことを書くITPro記者の眼のコーナー。かものはしプロジェクトの話。カンボジアには勝手な思い入れがあるので期待age。

「自分が書いたコードが子どもたちを救うと思うとわくわくする」

その志たるやヨシ。記事からだけだとちょっと足腰が心もとない印象を受けるが、軌道に乗せていって欲しいなあ。英語、Perl、PHP。私は持ってないスキルセットである。

女の子に教えるIT関連の内容はどうするか。メンバーに質問されて筆者はよほど,「プログラミングだけではなく,プロジェクトマネジメントとソフトウエア・エンジニアリングの基礎を教えてはどうか」と言おうと思ったがやめた。

人材教育は大変だけど、なんで記者が「言おうと思ったがやめた」のか。カンボジア・プログラマを日本の労働力の安価な代替として考えていてはいかんだろうに。IT事業として離陸させるなら必須でしょう。今すぐいきなり、ってわけにはいかないことは百も承知だけど、さ。

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■2 RNAはどこへいく

semblog-dev。RSSアンテナの方向性。

Weblogでもそうだが,仮にRNAが普及して誰もが自分のアンテナを持つ,1人1アンテナ時代が到来すると,個々のアンテナの中身は大して変わらなくなるだろうと思う.しかし,その微妙な違いはそのまま持ち主の視点の違いであり編集方針の違いであると考えることもできて,その持ち主同士をうまいこと結びつけることによってWeb上の情報を再組織化できないか,と考えている

賛同age。

RSS方面も、面白そうだ、と思ってからきちんと手をつける前*1にぶわーっと広まっていった感じ。落穂拾いで私にも何かできるかなあ。

*1 今もきちんとは手をつけてないな……。

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■3 「SWTアプリケーションをJava Web Startを利用してデプロイする」

──かっこいいクライアント・サイドJavaアプリケーションを開発しよう。IBM dw。41号ォ、待っていたぞ、この時を!!

Java Web Startは実際に動かしてみると、アプレットに較べれば重くないと思う。これでSwingじゃないJavaアプリを配布できる。サンプルを眺めたところ、予想していたよりも簡単に配布ができそう。

巷ではWebブラウザ(というかIE)のUIの限界を感じて、DHTMLとかじゃなくてFlashMX + サーバサイドJavaという動きもあるようだけれど、私はFlashのコーディング??に馴染めない半端者なので、クライアント構築はSWT/JFaceを推進したい。配布/アップデートコストもブラウザ並……じゃないのかな? Windows Updateみたいなこともできるような予感。

まあ、こうしてマトモなクライアントが構築できれば、別にHTTP/HTMLに拘る必要はないんだよな。SOAPとかでいいのか(Webサービス方面はよくわかってない)。

直近の思いつく問題は自分の書いたコードを配布する際の署名をどーすんの、ということがある。さっきサンプルで試したら「このアプリはインストールしないほうがいい」と警告されてしまった。VeriSignとかを使え、と記事にはある。 全然わかってないのだが、個人でも金銭的な負担は問題ないレベルのかなあ(ってアプリ配る気かよ)。要調査。

追記:Verisignのサーバ証明書の価格

セキュア・サーバIDとやらで2年間契約で割引されて160,650円。高っ。道楽で取れるもんでもないな。これだけ払いたくなければ頭を使うか手を動かすしかないのか……。

『Java GUIプログラミング SWT編』

注文したのが届いているのでついでに言及しておくと、個人的にはこの書籍はオススメしません。4,200円の価値はないでしょう。私のHikiメモなので不完全だけれど、JFaceとかSWTに貼り付けてあるリンク先のオンライン記事をプリントアウトして読んだほうが参考になると思う。Eclipseのヘルプもあるけれど、こっちはちょっとIBM語で翻訳してある(?)から初学者にはツライ。

ともあれ。発行部数の問題はあるとは思うけれど、これが『適応型ソフトウェア開発』との価格差が-600円程度しかないというのは、納得いかないねえ。

早く他の人もSWTの本、書いてくれないかなあ。この状況は酷すぎる。

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2004-07-29(Thu) [Edit]

■1 BPR: Build Process Reengineering

でも、思い起こすとたいしたことできなかったなぁ。CVSの導入とか、ビルドの自動化とか、テストプロセスの改善とか…それすらかなり骨を折ったんだけど。プロセス改善がメインでアーキテクチャレベルの介入はまったくできず。

dotタンはおっしゃるが、SCM*1やビルドプロセス、テスティングといった地歩固めをせずにアーキテクチャを云々するような人の設計判断なんて信用できない。dotタンの場合は、状況や時間の問題もあったと推測するのだがいかがか。

また、すでに開発が走っているアーキテクチャの改善は納期とのチキンレースでもある*2忍者式テストを導入したとしても、一人前の忍者になるまえにタイムアウトということにもなりかねない。……ともあれ、お疲れ様でした。

で。ビルドといえば——と我田引水すると、いまのチームでは Mavenが制式ビルドツール。Mavenの威力は、multiprojectで JAR + EJB(+ doclet) + WAR + EAR のフルセットを体感するのが一番。multiprojectで一度、強烈な体験をしてしまうと、ツールをチームのビルドプロセスに合わせてカスタマイズするのではなく、チームのビルドプロセスをツールに合わせたくなるし、合わせたほうが効率的。これをうちのチームではBPR(Build Process Reengineering)と呼びならわしている。ちなみに、名付け親はコーチだ。

Mavenについてはもうちょっと書きたいこともあるけど、今日はこれぐらいで。

*1 Software Configuration Management? Source Code Managementと言ったりもするみたいだが。ともあれSuuply Chain Mじゃないやつ

*2 最適化型プロセスの場合。適応型の場合はまたちょっと違った様相を呈してくる(はず)

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dot [確かに時間的な問題はあったんですけど、アーキテクチャ的な問題は解決が望まれていなかったってのが大きいですね…。]


2008-07-29(Tue) [Edit]

■1 『 オブジェクト指向入門 第2版 方法論・実践』

『オブジェクト指向入門 第2版 原則・コンセプト』の続き。先日のSmalltalk本に続いて、たぶんこれは何かを(というかオブ厨としての忠誠心を)試しているに違いない。800ページ(笑)