2003-08-24(Sun) [長年日記]
■1 『真田風雲録』@中野武蔵野ホール
中村錦之助祭の一貫で本作が上映されるようなので、我らがラスト・サムライ千秋実扮する真田幸村の最期を見届けるべく中野へ向かった。唄と踊りがある映画は銀幕で観たいですやね(時代劇です、念のため)。
♪やりてえことをやりてえな/てんでカッコよく死にてぇな/わっぱっぱっつっぱっぱ〜!!(ここテキトウ)
「でもやるんだよ!!」が充溢する空間。いわゆる「カルト映画」の文脈で語られることも少なくない本作だが、ここを見誤っては勿体無いと思う。といっても、最後まで観ると作り手はどこまで本気だったか疑わしくもなるのだけれど、それは冷笑的であるというよりは照れ隠しに近いのではないか、と好意的に解釈している。なので、私は本作については胸を熱くしこそすれ、笑い飛ばすことはできない。時折、真相はどうなのだろう、と知りたくもなるのだが、世の中には知らぬが仏、という言葉もある。
今回で二度目だか三度目なのだが、お話といい、役者といい、絵作りといい、音楽といい、一いち素晴らしい。なんでDVDが出ないのか。本編の内容についてはTSUBONOのレビューが詳しい(2/25のエントリ)のでそちらも参照。「この爆発が戦隊ものに繋がるのではないか」という考察は興味深い。
■2 『沓掛時次郎 遊侠一匹』@中野武蔵野ホール
抜けるような蒼い空を背景に、カッコイイ時次郎錦之助と、そのヘタレ舎弟、渥美清との絡みで映画に引き込まれるオープニングから、渥美清の退場まで、テンポよく一気に魅せてくれる。のだが、だしかし。渥美清退場後は、ボケもツッコミもなく錦之助がただ一人HEROとして屹立しながら自分が斬り捨てた後家さんに対するオトナな恋心を演じていくので、息抜きできない。オコチャマはお呼びでなかったか。
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