Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である。

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
 「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-08-26(Tue) [長年日記]

■1 『ゲロッパ!』@シネ・ラ・セット

まずは関連リンク:サタデー総合研究所。以下カッコ内はリンク先からの引用。

私は映画は元より「日本映画は今まで、今でもそうだが、メジャーの例えば東宝邦画系で200館かかるか渋谷の1館だけでやっているかという極端な公開規模だった。」という李鳳宇のことばに一票投じてみたつもり。今後も映画興行の新しいかたちを探る試みに期待したい。

さて。いまやポップ・アイコンであろう井筒和幸監督作品。悪くない。こういうフツウの日本映画がフツウに上映される日々がまたやってくることになれば嬉しいことはない。ただ今回は監督の意気込み:「1800円もらうんだからボーン!と励ましてやらんと」にまで到達しているか、と問われるならば躊躇するところ。

なるほど「西田敏行さんと岸部一徳、山本太郎、常盤貴子ちゃんは当て書き」ということもあってが、主演陣は活き活きしていている。とはいえ、(井筒サイドは認識しているようだが)本作において、不在の中心となるのが世界の黒いソウルを一身に背負う我らが*1JBである必然性は、無い。(瑣末だが)この点では『アンダーカバー・ブラザー』に負けてる、と言われてしまうようなことをするのは勿体無い。でも、おかげで踊る岸部一徳を拝むことができたのだから、それも良し悪しか。

最後に。上映前に延々SOUL HEADの二人のソウルフルなツラをスクリーンで強制的に見せられるのが辛かった。歌は悪くないのにね。これが上映後であったならば、まだ許せたかもしれない。観る人は多少減るかもしれないが、本編の最初にアナウンスしてオプトインさせるとか、やりようはあったと思うんだけど。得てしてオプトアウトな宣伝は嫌われるもの。これではスパムメールと一緒だ。

*1 最近こればっかだな。

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■2 比内地鶏

おいしい米を食べるはずが、予定変更で比内地鶏。いくら比内地鶏とはいえ、焼き鳥と一品料理数品に、アルコール一杯ずつで計6,000円は給与労働者にとっては高い。焼き鳥なのに。これが、銀座か。

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