Webサイトとは「つい、うっかりの存在論」である。

角谷HTML化計画

「むずかしく考えることはない」と、偉そうに葉巻を振りまわしながら、トレヴィラヌスはいった。「ガリラヤの太守がじつにみごとなサファイアを持っていることは、みんなが知っている。何者かがそれを盗むつもりで、間違ってここへ入ったんだ。ヤルモリンスキーが起きていたので、泥棒は殺さざるをえなかった。どうだね、これで?」
 「そのとおりかもしれません。しかし、おもしろくはないですね」と、レンロットは答えた。
J.L.ボルヘス『死とコンパス』(『伝奇集』収録)

2003-11-13(Thu) 明日から社員旅行 [長年日記]

■1 Smith instances

『:Revolutions』以降での、増殖するエージェント・スミスを指して、本邦では「100(0)人スミス」とか「クローン・スミス」といった形容を随所で見かけた。で、標題のコレ。どこだか忘れたが海外サイトで見た言い回し。別段プログラマ的観点からのレビューではなく、フツウに『The Matrix』の青臭さを受け止めていたレビューだったのだけれど。

Smithクラスのインスタンスという捕らえ方になるのかな。設計はPrototypeパターンで。This is my world! My world!

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■2 Javaフレームワークがコモディティ化した状況下のアーキテクチャ・メカニズム

溜まっていたプリントアウトをボチボチ消化中。で、いわゆるJ2EEでの業務アプリケーション構築にあたっての標準構成の大勢は:

Struts(->WebWork2) / Spring / Hibernate

これで決まりなんじゃないの? あとXdoclet。これならアジャイルにも適用/適応できそうな予感。レガシーなシステム/データ/ライブラリとの協調が止むを得ない場合(Amblerタン曰く「君子レガシーに近寄らず」である)など、状況が変われば道具立ても変わるのは当然ではあるが。

Web層のフレームワークはStrutsがデファクトだろう、と思っていた。不勉強にもWebWorkも1.xは一瞥して「LightWeightだがAgileではない」と、わかった風な判断を下して放置していたのだが、2はヤバイ。超ヤバイ

と、私にはこんな低脳な形容しかできないが、「WebWork2は気持ちいい」と、清々しい形容をされている縣さんに期待。昨年以来、何かをちょっとhogeろうとすると、その先にはいつもMobsterが居る、って感じである。

他にもとりとめなく思うところはあるのだけれど、巧く書くことができないので、書かない。何の因果か『はじめての画像処理技術』を読まねばならぬので。『The Matrix』ならわかるつもりだけれど、行列はわかりません。

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■3 Cerise + Web Publisher

Spring[WebWork2といったフレームワークを見ていると、「もうJavaやのうてもええがな」という気になってくる。で、EclipseにWeb Publisherを乗っけた状態でCeriseを使うというのはアリなんじゃないの?と思ってググってみたら、やっぱり先に考えている方はいらっしゃるようで

ただ、なにやら現状では動かすのも大変そうである。

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■4 (業務アプリ開発は)もうJavaやのうてええがな

——という思いつきには一応根拠はあるつもりで、SpringにせよWebWork2にせよ「インターフェースに対するプログラミング」を主軸に置くことで:

  • コーディングはインターフェースに対して行う
  • 実装とのマッピングは(見かけ上)実行時にXMLでバインドする

という枠組になっている。こうなってくると、いよいよもって正しくコードを書いたかどうかは、動かさないとわからない

で、Javaによる開発手法の潮流は、明らかに、動かしてみて確認するパラダイムへとシフトしつつある。この点、Rubyはもとよりメッセージドリブンな動かし方ができるんだから(型云々よりもメソッドに反応できるかどうかが大事)、「インターフェースに対するプログラミング」への親和性はJavaよりもRubyのほうが高い。や、別にRubyじゃなくてSmallTalkでもいいんですけど。

思うに、RubyにとってのEclipse(IntelliR IDEAでもいいです)が出てくれば、ハッカーでも達人プログラマーでもソフトウェア職人気質でもアジャイル開発者でもない、コーダー/プログラマーやエスイー(SE)な人々にも使ってもらえると思うんだけど……。周囲が前者のような人ばっかりだったらいいんだけどねえ。現状のRubyは「プログラミングが好きな人向け」だと思う。といっても、それこそがRubyの狙いだろうから、そこをどうにかするべきだとかいうつもりは毛頭ない。

ここで、自分でずらずらと並べたジョブタイトル(じゃないもののほうが多い)をみてふと思う。私はいったい何者なのか。……仮の定義を与えておこう: コーディング傭兵

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